各地の現場を飛び回り、
人と関わる毎日が楽しい。
山添 甫
本社 機工部 パーキングシステム課
#営業・施工管理 #機械・装置販売領域 #自社製品販売部門
この人たちと一緒に働けたら、
楽しいんじゃないか。
振り返ってみると、ずっと自分の土台にあったのは「人と話すことが好き」と言う気持ちだったと思います。就職活動を迎えても希望の業界や仕事がいまいちイメージできず、何かのヒントになればと参加した就職イベント。ふとしたきっかけで席についたブースが日進機工でした。担当の方から事業の説明を聞き、一生懸命理解しようとしたのですが、全てを理解したとはとても言えません。でも一つだけ分かったことがありました。目の前の人が、僕に一生懸命向き合おうとしてくれていること。もしかして、こんな人たちと一緒に働けたら楽しいかもしれない。その気持ちが、入社を決めた大きな理由だったんです。
あれから数年が経ってしまったけれど、あの時に感じた気持ちは間違いじゃなかったと確信しています。入社後に配属された部署は大先輩が多く、自分が一番の若手です。でも、上司や先輩、いい人に囲まれて仕事ができていると感じます。なにせ、辞めたいと思ったことが一度も無いくらいですから。そうそう、一緒に入社した同期が数名いるんですけど、まだ誰一人辞めずに頑張っています。それも、僕の直感が間違いじゃなかったことの証拠じゃないかと思っているのです。
お客様と雑談を交えて、
気づけば1時間話し込むことも。
仕事の話をしないとダメですね。入社して配属されたのは機工部という部署。今もずっと、同じ部署で頑張っています。メインで扱っている製品は2つ。車両展示装置って分かりますか?カーディーラーに行くとガラス張りの大きな構造物にピカピカの新車が展示されていると思うのですが、あれが実は、日進機工が設計・施工を手がける製品です。そしてもう一つが立体駐車場。都心部の、土地の広さが限られたマンションなんかに設置されることが多いから、見たことがある・触ったことがあるなんて人もいるかな。この製品の設計・施工が自分の部署の大きな仕事で、設置後の保守・メンテナンスも担当し300件以上もの立体駐車場を管理しています。
その中で、自分が担当するのは立体駐車場のメンテナンス。先輩たちが受注し、設計・施工した物件の管理を担当しています。機械が古くなってくるとどうしても改修が必要ですし、問題が出なくたって、日々のメンテナンスは欠かせない作業です。所有者であるマンションの管理会社様などを顧客に、外注の工事会社の力を借りながら各地の立体駐車場のメンテナンス計画を立て、今日は名古屋、明日は岐阜と現地の作業立ち合いに飛び回る毎日です。もちろん、新規受注のための営業もしますよ。初めて飛び込んだ設計事務所でいきなり受注できたことは今でも嬉しい思い出です。最近では管理会社様との会話も楽しくて、工事の打ち合わせに雑談も交えて話し込み、気づけば1時間。人のとの関わりを広げていけるこの仕事って、やっぱり楽しいなと思います。
ヘコんでいたって、
何も解決しないから。
もちろん、大変なこともあります。あれは、とある立体駐車場の改修工事を担当した時のこと。30年間は稼働し続けている古い設備で、一部の制御装置が故障してしまったんです。復旧のために電子部品を新しいものと交換したのですが…、これがダメだったみたいで。機械が頻繁に止まるようになってしまったのです。作業手法としては間違っていないはずなんです。ただ、新旧の部品の相性が悪かったのか、どうにも上手く稼働してくれません。故障の連絡を受けては駆けつけて修理を繰り返すのですが、動作が不安定のまま完全復旧のめどが立ちません。ついにはお客様からお叱りを受けしまい、上司と一緒に謝罪に伺うことに。ヘコんでいても何も解決しませんから、自分の気持ちは横に置いて冷静に打てる手を考え、実行します。努力のかいあって徐々に機械の動作が安定し始めたのが2〜3ヵ月は過ぎた頃。いろんな方に迷惑をかけてしまいました。でもこの経験で、どんな難題にも挑んでいける覚悟ができたと思っています。
今の僕は、営業として次のステップに進もうと決意を新たにしています。車両展示装置や立体駐車場に加えて、新しい案件にチャレンジする。自分はまだまだでも、同じ部署には設計士や施工管理など専門技術を持つプロが何人もいます。例えばマンションの大規模修繕工事だって、無事に完遂できる力があるはずなんです。営業が新しい領域を開くことができれば、もっといろんなことができる集団になれるはずです。そのために知識を身につけ、経験を積み上げていきたいと思っています。そうやって、事業の成長に貢献できる人間になれれば、最高じゃないですか。